スタビライザー/ブレースについて
サバゲーマー、ガンマニアならM4カービンという銃を知らない方はいないと思います。
M4はM16というアサルトライフルをコンパクトにしたモデルですが、それだけでなく様々な改良がおこなわれ、機能を拡張するパーツも各種メーカーから無数に供給され、それらの組み合わせで作戦や個人の好みに合わせた柔軟な運用ができる素晴らしい汎用性を持っています。
M4のオプションパーツは、それこそ星の数のようにあるのですが、そのなかでもストック(銃床)は交換もしやすく、また見た目も大きく変わりやすいので、自分好みにカスタマイズした気分を味わいやすいパーツの一つかと思われます。
また、リトラクタブル(伸縮)機能のあるものは、個人の体格差や、ボディーアーマーを着脱した時などの構え方の変化にも対応でき、とても恩恵を感じやすい便利なパーツです。
そんな便利なストックですが、その中のジャンルに『スタビライザー/ブレース』と呼ばれるものがあるのはご存じでしょうか?
一見すると普通のストックと大して変わらないイメージですが、アメリカの銃規制のルール下では『ストック』と『スタビライザー/ブレース』は明確に違うものとされています。
細かいことは省きますが、グリップと分離し、構えるために銃を高機能化するストックを持つ銃を所持・使用するにはより高いレベルの許可と税金を必要とします。
ですが『ストックではない』パーツを持った銃であれば、それらの許可や税金の対象外となります。
『スタビライザー/ブレース』は、銃を肩に固定して構えやすくするパーツではなく、片腕を負傷したりして片腕で銃を扱わざるを得ない人のために、銃を『腕に沿わせて安定(スタビライズ)させる』パーツなのです。
そういうこともあって、『スタビライザー/ブレース』は通常のストックとは異なり、肩付けのためのバットプレートはなく、細い板状の形状だったり、腕を通すカフ形状だったりしています。
とはいえ、実質的には肩付けして使えてしまうものもあり、『脱法・脱税アイテム』だと新たな規制を呼んだり、ややこしいことになっているようです。
実銃のことはここまでとして、『スタビライザー/ブレース』は、よくあるストックとは一風違うシルエットで、それを使うことで世にあふれるM4の中でも、自分の物をより個性的に見せてくれる面白いアイテムだと思います。
私が購入したものは、SB-Tactical社の SB-PDW というモデルで、ワイヤーストックのメカニカルさがかっこいいものとなっています。
要人警護や車内・屋内での閉所戦闘を想定、軽量コンパクトさを追求した銃。という妄想で全体を仕上げてみました。
短すぎるバレルが異形ではありますが、なかなかかっこいいのではないかと自画自賛します。
また、ストックチューブの両脇にワイヤーが2本ある関係上、意外にごついので、ワイヤータイプではない、普通のストックチューブに通すタイプの板状スタビライザーもいずれ使い勝手を試してみたいと思っています。(いつになるかわかりませんが)
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