ダミーカートのお手軽メンテナンス
トイガン趣味をやっていると、興味が高じてオークションやフリマサイト、またはミリタリーショップなどで使用済み薬莢を入手された方も多いのではないかと思います。
以前の記事でも書いたように、薬莢は真鍮の筒にすぎず、大変シンプルな品物ではありますが、マニア的視点から見ると、その計算されたデザインから来る機能の意味を想像したり、それが実際に銃にこめられ火薬が爆発して弾頭が発射され、ブローバックした銃から薬莢がはじき出されて金属音を立てながら床に転がるシーンを夢想したりしてロマンを感じたりするのではないでしょうか(苦笑)
薬莢はたいてい真鍮でできていて、磨くと大変きれいな金色に輝きますが、数日もすると結構簡単に曇ってしまい、骨董の仏像みたいなくすんだ色になってしまいます。
それはそれで古美術品のようで渋いとも言えなくもないので、そちらの方向で楽しむのもありかと思いますが、今回はお手軽に磨いて光らせてみたいと思います。
今回用意したのは、ブローニングM2機関砲の弾丸、.50BMG弾の薬莢です。
比較用に5円玉も並べていますが、大変大きな薬莢で存在感があります。
以前にオークションで入手後、放置していたもので、表面はくすんでマットな状態になっています。
アメリカで射撃をされている人や国内で猟銃をされている人の中には、自分で使用済み薬莢をメンテナンスして再利用される方もいるかと思います。
そういう方は、専用の薬莢研磨機(ケースタンブラー)というものを持っていて、洗剤のしみ込んだ木のチップと薬莢を洗濯機のような回転する筒の中でまわして、薬莢をとてもきれいに研磨できるそうです。
またちょっと金工などをされる方であればモーターツールなどで研磨すれば、あっという間に金属をピカピカにできるのではないでしょうか。
私はどちらも持っていないので、不肖人力だけでやっていきたいと思います。
さすがに鏡面にまではできませんが、光を反射するようになりとても気分がいいです。
金属磨き専用のピカールというペースト状研磨剤だともっときれいにできるかもしれませんが、今回はなるべく手間もお金もかけない方向なので、台所に以前からあったものだけで磨きました。
きれいになりこれで完成といきたいのですが、このままだとすぐに手の汗や湿気などで元通りに曇ってしまうので、これもまたたまたま部屋に転がっていたダイソーのクリアスプレーで表面をコーティングして曇り止めにします。
スプレーするとわずかに曇った感じになりますが、ツヤありスプレーを使ったので、乾燥後は照りが出て、なかなか良い感じにいなるはずです。
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